法然

無智の身をもって、有智の人に対し、別行の輩に遇い、好んで諍論を致すを停止すべき事。 右、論議は、これ智有の有なり。さらに愚人の分にあらず。また諍論の処には、もろもろの煩悩起る。智者はこれを遠離すること百由旬なり。いわんや一向念仏の行人においてをや。